西光寺

小豆島霊場第58番

讃岐 小豆島
江洞窟
 小豆島霊場第60番札所、江洞窟(ごうとうくつ)は、小豆島霊場で唯一弁天さまを本尊としてお祀りする洞窟霊場です。



 柳は寶珠山の岩窟に弁財天を本尊としてお祀りしています。
当洞窟の御本尊大弁財天尊は、「古く弘法大師小豆島巡錫の折、海の被害を鎮めるために大弁財天尊を勧請して当洞窟でお祀り申し上げた」とも「江戸時代に江ノ島の弁天様を勧請した」との諸説由来があり、「首から上の病気にとくに効験がある由緒正しき御尊である」と伝えられております。
 爾来、島内外から多くの病気や悩み苦しむ方々の御参詣を頂き、当病平癒や家内安全、心願成就等の多くの御祈願を御縁日である毎月6日に護摩祈祷して御祈念申し上げてまいりました。
 洞窟内には、清泉や岩から生まれ出でようとする丸い大石を見出すことが出来ます。また、ネパールの僧侶に開眼供養して頂き、それを直接送って頂いたマニ車を奉安しています。車をひとたび回すことによって一切経の読経と同等の功徳があると云われています。
 平成21年1月6日に改築落慶されました。
 海際の弁天さまをお祀りする堂宇と云うことで竜宮城に見立てて木造チタン葺き寄せ棟造りにして、光明丹塗り(朱)を施し、小さいながらも立派な「弁天堂並びに大師堂」の完成と相成りました。
 これからも前島の信仰の拠点として多くのお遍路さんたちに清々しく喜んでお参りしていただける札所を目指して精進していきたいと考えております。







一昨年から庵主さんがおられます。
先日95歳の誕生日を本寺である第58番西光寺でお祝い致しました。
江洞窟がパワースポットとして度々テレビで放映される中、変わった経歴の持ち主で高齢な庵主さんとして取材されたり、庵主さんにわざわざ逢いに来られるファンが急増中です。